放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

「お母さんは3回目の再婚、私は駆け落ちカップルの娘。駆け落ちしよう、わたしにはママのビッチな血が流れている」

 

母は売れない映画監督と付き合っていながら、留学先で出会った医師の父と結婚した。愛とか恋より生活を取った。それ自体はよくある話だし、『金色夜叉』みたいだな〜としか思わないけれど、その女の血が流れているのか……と最近苦悩している。

 

母はこと恋愛において、あの島でかなり悪名高いらしく、1人であの島へ帰る度母の姉達から彼女の悪口を聞かされていた。

 

小学生の頃、ハリーポッターが流行っていたからか、同級生によく「穢れた血め」と言われた。

母は日本人じゃないから、純ジャパのみんなからしたら穢れていたのかもしれない。

父の家系は有名な大名の家系だから、所謂「お嬢様」の血も半分流れているはずなのに、誰もそっちには言及していなかった。だからお嬢様になりたくて、雙葉に行きたかったんだけども、雙葉は親子面接があり、あの母親を連れていったら満点とっても落とされることが10歳にもならない私ですらわかってしまったので、泣く泣く桜蔭とフェリスを受けた。

 

話を戻すけれど、私は母親の血が流れているのが嫌だ。

 

大学生の頃、嫌なことがあった。ある日、ドトールの夜勤で、社員さんが体調不良で早退した関係で、学生2人で掃除をしていた。いつものようには上手く片付かず、帰りが遅くなった時、「絶対店で男とセックスしているだろ!」と店に母が凸してきたことがあった。母が自分自身がビッチだからって、私のことも同一視しているのがマジで嫌だった。一緒にシフトに入っていた先輩のドン引きした顔を思い出すと今も苦しくなる。

 

母と私は違う人間だけど、母の血が流れてること、母の罪が私の上にあることが、私を苦しめる。

 

キルケゴールだって、父親が姦淫していなかったら、その罪を感じていなかったら、レギーネと結婚していたはずでしょ?でも無理だったってことは、私も誰かと結婚するのは無理ってことだよね……。