放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

君と青春したかったな

大学で一つだけ後悔があるとするならば

勉強を頑張らなかったせいで

「優秀な学友」と出会えなかったことーーーー

 

中高時代は「優秀な学友」しか周りにいなくて

劣等感で真冬の鎌倉湾に飛び込んだり

池の水全部抜いたりしていたけど

 

でも「優秀な学友」に朝突然議論吹っかけられたりするの、スリルがあってよかったんだよねぇ…

 

「牧師になったらどうやって人を救うの?医者の方が人を救えるじゃん?」とか

ほとんど話したことの無い運動部の子に

朝から泣くまで詰められたりして

 

ああいうのよかったな…

 

そこまでじゃなくてもいいけど

 

図書館で斜めに座ってお互い読んでる本とか

ちらっと見て微笑みあったりするような

心地よい上昇志向みたいなの

なかったな…………

 

文学サークルふたつ入ってたけど

ひとつは麻布の男を囲う会でしかなかったし

もう1つは顔の悪い男女が乳繰りあってるだけの空間だった……

 

高校の時みたいにさ

討論したり本読んで感想言い合ったり

創作物お互いに批評したりさ

そういう青春が送りたかったな

大学でもさ

 

だから君と会った時

君と同じ大学で4年間過ごしたかったなあと思って

切なくて泣きそうになった

 

私の短歌を見て「いつまでズルズルしてるんだよ」と君に笑い飛ばしてもらいたかった

 

どうして

 

私の文章を好きなのに私のことを好きになってくれないんだろう

 

好きという言葉を使わずに好きだと伝えても

みんなは平安貴族じゃないから

伝わらないのかもね

 

寂しいね