放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

シルバーの腕時計

つんく♂さんの「シルバーの腕時計」の歌詞が好きだ。「誕生日にもらった腕時計、今も時を刻んでる。美しい思い出たちならとっくに止まっているのに。」ここの対比がすごく好きだ。私があげた時計も、まだ時を刻み続けているんだろうなと思うと、複雑な気持ちにな…

見世

「困難や人間関係を全て相手からの愛で乗り越えられそうな綺麗な顔だね」とお客さんに言われて、いや全然そんなことはねえよ、と思った。 お店にいると10割増くらいで可愛く見えるのだろうか。よくお客さんに「えりなちゃんの将来の旦那様は幸せだね、毎日起き…

当たり前

親からの愛とか、長財布とか、たまごっちとか、恋人と過ごす休日の夜とか、みんながなんの苦労もせずに当たり前に手に入れているものが私にだけ手に入らないことがどうしても許せなかった。当時は世の中の過半数の子供たちよりも自分の方が努力しているとい…

昭和

小学生の頃、文通が趣味だった。もう、誰も返事をしてくれる相手がいないから、あまり手紙を書かなくなってしまったけれど、手紙を書くこと自体は好きなままだ。この前、レコードが好きと言った還暦すぎのお客さんに、私はちあきなおみの「ねえ、あんた」が…

マロテスク

福田花…さんの詩が好きだったので、彼女がアイドルに戻って詩人をやめてしまったことが少しだけ淋しい。 スマイレージでは歌も見た目もゆうかりんが推しだった。それでも自分のことを「まろ」と言ってブログで暴走している彼女はいいな、と思った。 愚痴垢や…

不通

「偏差値が20以上違うと話が通じない」と言う言説は、嘘であると思っていたかった。もしこれが本当ならば、偏差値が74の高校に通っていたので、世の中の半分以上の人と話が通じないということになる。(大学は特殊な学問をするために偏差値がゼロみたいな学…

子宮脳

この時間の上野駅は子連ればかりで心が苦しくなる。自分より若い母親を見ると、男性と同等に社会で稼げなかった上に子袋としても生きられない自分自身の不甲斐なさに気付き、つらい。 10代の女が一番健康な子供を産むらしい。障害のある子供が増えたのは、晩…

精神

君がいなくても世界はまわっていくんだ、ということがとても怖かった。君に必要とされている時だけ私にとって世界ー内ー存在が成立している、と思っていた。君の心の内に実存を失った私は、私のままであるのだろうか。君のことを好きでなくなってしまったわ…

雑感集

人生で射精できる回数には限りがあるのに女の中に出さない選択肢があるんだなぁ、とヤバいキリスト教異端の信者みたいなことを考えていた。「愛の家族」の話を中学2年生の時に聖書の授業で聞いた時、クラスメイトがみんなドン引きしている中、キラキラした目…

行為義人

女の子なのに、今までの人生で「結婚したい」と思ったことがないのヤバいよね。あんなに好きだった某北海道の人とも、結婚したいとは露ほども思っていなかった。酸っぱい葡萄とかじゃなくて、ほんとに。周りには「元彼と結婚できなかったら香港で死のうと思…

愛とか恋とか

「相手都合で別れるということは、面白い面白いと読んでいた本が急に取り上げられてしまうようで、とてもつらい」というようなことを大学2年の夏にTwitterで言ってそこそこ炎上した。 そもそも「好き」が何かよく分かっていないし、未だに付き合うとか別れる…

神愛

絶対的な愛なんて、神からの愛以外に存在しないんだから、どうしたって自分が人間から愛されてるかどうかは相対的なものになってしまう。他者と比べると惨めになるから、本当は比べたくないんだけど……。 他の子がしてもらったことで、自分がしてもらっていな…

祟り

「あなたは人じゃなくて、学問と結婚するんだね♡」って、ナカジマに褒めてもらったのは、高校生の頃だったか、大学初期だったか。 悪口で「アスペ」と言われるくらいには、当時、学問に耽溺していた。毎朝、私の文学評論に付き合ってくれたナカジマと納戸さ…

性嫌悪

他者の性交に対して激しい嫌悪感を抱いてしまうので、AVは小スカしか見ない。 先日、タイムラインに流れてきた、知人のセクレポを見る機会があって心底不快な気持ちになった。 性的なことや、性行為そのものの内容について他者に誇示したい気持ちが、気持ち…

ロゴス

はじめから「言葉」があったわけではなかった。英語と広東語の罵声は、幼い私にとっては単なる「音」でしかなかった。私が日本語でなにか反論すると、日本語を浴びせられているという現象に母親が耐えられなくなってぶちギレ、怒られた私は近所の山やベランダに…

liar

青い油絵具に、少しだけ赤を混ぜるととても深い青になるんです。だから、嘘をつく人は現実を伝える時に少し面白くするためのエッセンスとして、嘘を使っていただけなのかもしれません。最初は。 私の周りにいる嘘つきの女たちは、どんなメンタルなんだろう。…

また他日

生きるのをやめることにします。わたしはいつまでたっても他者を愛することができないからです。 先輩は「姫であるあなたには、一緒に死んでくれる王子様が似合いますよ」と言ってくれたけど、結局最期まで王子さまは見つけられませんでした。 全てが終わるこ…

恋人よ、あなたは美しい

聖書の文言ってシンプルイズベストって感じで好きだ。余計な技巧や装飾のある文章より、素直な感じがして好き。 トビト記の祈りの文言が一番好きで、学部時代度々それについて考えて涙を流していたし、当時の恋人に送ってドン引きされていた。 「今わたしは…

共に空にあることを禁じられしその日より

ページを繰る手が止まらなくて、仕事を休んだ。 姫野カオルコを久しぶりに読んだ。『変奏曲』が好きだ。次点で『コルセット』。 昔は読めなかったドイツ語の部分もスラスラ読めたし、よく分からなかった「小豆相場」も「あー、小豆の先物投資失敗したのかぁ」…

あなたに向けてるの

永遠の憧れの「まゆちむ」ちゃんを思い出してる。 「まゆちむはずるいよ。なんか守ってあげたくなるし。その叫びが全て僕に向けられているような気さえしてくる。」 「あなたに向けてるの♡」 ⬆️これが構文になるくらいまゆちむパワーは凄かったんだよね、当時…

分析

相手の話をニコニコしてあまり否定せずに傾聴するからか、女友達のうち約3割が虚言癖だ。 この虚言癖クソ女耐性の強さは、医学の道をやめなかったら、精神科医になれたかもしれないと思うくらいだ。 虚言癖には2タイプあって、 0→1型(ジャニーズと付き合っ…