放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ノイシュバンシュタイン城行きのバスの中で私は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を読んで泣いていた。 中学3年生の夏のことである。中2の冬に手首を切りすぎていた事に加え、手首を切ったフランドール・スカーレットや佐久間くんのイラストを描き続け…

お知らせ

最近日記に書きたいことが多すぎるせいで、自分の中で「放蕩娘」として見せたくない部分でさえここで書いてしまっている現状が嫌なので(?) 一部記事を分けようかなと思います。 https://karukedon451.hatenadiary.jp/entry/2022/05/30/221012 中国史好き…

幸福論

「求めよ さらば与えられん」 貴金属を欲しがったり、ディズニーランドに一緒に行きたいと言って泣いたり、ゼクシィを買って圧をかけたり、結婚したら専業主婦にしろと言ったりしたことがないのに、私が幸せになれないのはなんでなんでしょうね。 むしろ「〜…

一つの結論

整形してわかったことが一つ。 整形する前の私を好きになってくれる人と新たに出会うことが今後一切ないということです。 お客様たちが「目が可愛い」「目が好き」という度に、「でしょうね」と思っています。 君は、片方の目が一重でほとんど開いていなくて…

花待ち顔

最近は、あと何人の客の相手をしたら君に会えるのだろうか、ということだけを考えている。 待っている間にしわくちゃのおばあさんになってしまったら、どうしようかな。 横浜のメリーさんは、契あった米兵を待ち続けて、ずっと白いロリータを着て赤い口紅を…

紫蝶々

被虐待児だから(?)右肩の蝶の歌詞の「紫蝶々」が意味するのは、殴られてできた痣のことだとずっと思っていた。 それがキスマークを示す言葉である、ということを大学同期に聞いて、「人に愛されて育った人が見ている世界は私が見ている世界とは全く違うん…

高校時代ずっと私を好きでいてくれた女の子が、男の人とお付き合いをはじめたらしい。めでたい。 大学卒業の時に最後に1回会った時、「さぎさんのことが好きだったから、結局大学時代は男の人と付き合うということもなかったんだよね……」と市営地下鉄でマフ…

転換

私にとって男根は知恵の実であったから、結果としてあのとき強姦されて目が開かれてよかったんだと思う。 哲学科の同期に「子宮に脳がある」と揶揄されていたくらいなので、最近はあのとき乱暴をされたのでなく、ロボトミー手術を施されたのだと解するように…

箴言

「あなたの価値を貶めないように水商売を禁じた男と、水商売の場で出会った男と、どっちがいいかは考えなくてもわかるよね?」 「わかんないッピ…………」 「チッ」

人間は万物の尺度である

中学・高校生の時分に、強姦・近親相姦以外の理由で粘膜接触に至ったことのある人間は全員気持ち悪い、と思っていた。学生という身分で親から生活を保証されている中、勉強せずに乳繰り合っている人間がいることが耐えられなかった。 でもそんなのは私の尺度…

昔話

エジンバラでハムトーストを食べていたら、祖母のことを思い出した。それは祖母が昔作ってくれたサンドイッチにそっくりで、懐かしくさみしい気持ちになった。 小さい頃、体の弱い妹に両親が付きっきりで、祖母に育ててもらった。母親が外国人かつ気分でネグ…

#契り合える人と繋がりたい

嘆きつつ一人寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る あなたが会いに来てくれないから短歌がたくさんできました。 会えないこと自体は、別にいいんだけど。会えなくても全然何も感じないあなたに、温度差感じてもう無理かもなって思います。同じ湿度…

ツ、イ、ラ、ク

海の底から上弦の月にいる君を眺めている。月から海の底は見えるのかな。私からはただ、眩い光だけが見えていて、本当の君は見えていないのかもしれない。 初めてステージから降りたのは小学四年生の時。順位表が冊子に掲載されなくても、桜蔭くらい受かると…

啼いて血を吐くホトトギス

血を吐いた。胃液の底まで吐いたら血が出てきたのだ。 ここ最近、逆流性食道炎に悩まされている。寝ている時も、口元まで食べたものや胃液が上がってきて、そのせいで目覚めて急いで胃液を吐き出す、という日が続いている。 胃液が上がってくると痛いので、…

あの日私は大人になった

君と話していてむ、となることが多いのは昔の自分と重なるところが多いからなのかな、と思った。 そして昔の自分は、自分の意思ではなく大人の自分に変えられてしまったから、いつまでも大人になれない人に対して憧憬や羨ましさの裏返しとして苛立ちを感じる…