放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスの話

大学一年生の頃のクリスマスは高校同期の家で過ごしました。昼は恵比寿ガーデンプレイスで映画を見て(smokeを見ました)ココアを買ってフラフラ歩いて服屋を冷やかしていたら当時の恋人が飛行場で立ちんぼになってしまったことを知り絶望していた(正確に言…

神様と付き合っていた時の話

神を自称する人とお付き合いをしていたことがあります。彼の職業はデウスエクスマキナ(機械仕掛けの神)で、人々それぞれにあなたはこうするべきだよという進路の提示のようなことをしていました。本当は塾の先生とかをやっていたのかな、よくわからない人…

神様の舞台裏

神様の舞台裏なんか見るものではありません。ミステリアスであるが故に神聖さは生まれるからです。 イエスはガリラヤでは人々の尊敬を受けたけれどナザレ(イエスにとっての地元ですね)では「ヨセフの子供じゃん…」と受け入れられなかったという聖書箇所があ…

アドベントの話

昔懇ろだった相手から「元気?」と意味のない連絡が来る季節になりました。日本人の一部はアドベント期間になるとクリスマスに粘膜接触する相手を探し求めるようでとても気持ちが悪いです。冬の寒さは人を愚かにさせて嫌ですね。夏の暑さも同様ですが。 アド…

嘔吐

私のこと清純だと買い被って勝手にがっかりした男も私のことビッチだって言って自分の恋人と私との友情関係認めなかった女もみんなみんな百年後には死んじまうんだ。お前らが勝手に裁くたびに私は毎回律儀に死んでたから最後の審判までもたないよ どうしてく…

真綿で首を絞める

新しく時計を買った朝、これから刻まれる「時」が幸せであることを願って腕に巻いた。そして願い通り幸せな1日であったので、自慢をさせて。 教授に質問したらえらく感心してもらえてレスポンス授業をしてくれた。ディスカッションで話したイギリス人の女の…

お酒の話

お酒の失敗の話といえば多くの人が「望んでいない性行為をしてしまったこと」なんて言いますがお酒を免罪符にするんじゃないよといった感じです。 私のお酒の失敗は、落ち葉の中でラブマシーンを踊ってブーツのかかとを無くしたこと、人間失格の文庫本にキス…

パパ活の話

昔、パパ活をしていた時期がありました。(小学生高学年〜高校一年生あたり) パパ活、と言っても今話題の年上の男性と飲食や買い物を共にして金銭を授受するアレではなく、純粋に自分の本当の父親を探していました。実家の父親が機能主義すぎてヤバくて(実…

アガペーの話

「忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の 惜しくもあるかな(右近)」 「忘れじの 行く末までは 難ければ けふをかぎりの 命ともがな(儀同三司母)」 どちらの歌も心変わりした/してしまいそうな男を責める歌である。 人間の愛の多くはエロースであり…

男性器の話

男性器が生えてきたらいいなぁといつも思います。そんなことを考えすぎて高校生の頃ダンボールで巨大な男性器を作って股に装着していた時期がありました。(以下ダンボールちんぽと表記します。) ダンボールちんぽは15×15×50(cm)くらいの大きさで、装着する…

散歩の話

今散歩をしているので散歩をしながら考えたことを書きます。半分より少し欠けた月と猫と私だけしかいない田舎道は孤独です。 孤独は好きです、なんて言うとムーミン谷のスナフキンのようで気取った言い方になってしまいますが一人でぼけーっととりとめもない…

ジャッジメントの話

みんな何かしらかを批判しないと生きていけない、のかもしれませんが最近日本人皆ファリサイ派なのでは?というくらい無用なジャッジメントを受ける機会があったのでそのモヤモヤを書きます。 例えば、恋人と数百回性交渉した女と不定の数人の人間と1回ずつ…

自己紹介

はじめまして! 放蕩娘です。 ハンネはルカによる福音書の「放蕩息子のたとえ」から取らせていただきました。「放蕩息子のたとえ」では実家を出て放蕩の限りを尽くした次男が金欠になり実家へ出戻りしたところ父親にあたたかく迎えてもらうという話です。一…