放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

お酒の話

 お酒の失敗の話といえば多くの人が「望んでいない性行為をしてしまったこと」なんて言いますがお酒を免罪符にするんじゃないよといった感じです。

 私のお酒の失敗は、落ち葉の中でラブマシーンを踊ってブーツのかかとを無くしたこと、人間失格の文庫本にキスしすぎて口紅まみれにしたことですね。酔っても人間に擦り寄れない哀れなモンスター…。

 忘れられないお酒、広島で飲んだもみじ饅頭のお酒、君がぼくを攫おうとした日に飲んだチェリーブランデー、君と別れることを決めた夜のチャイナブルー(君はアメリカンレモネードを飲んでいた)。スピノザお姉さんと昼から行ったアイリッシュパブ、アイドルみたいな同期と酒瓶にストローさして歩いた宵。

 昔は部屋で一人でウォッカをジュースで割って飲んで酔って創世記読んでキレてキャスをしていたりもしましたが、今では一人でお酒を飲むことはめっきり減りました。一緒に飲んでくれる友達に感謝。そして私は基本二日酔い。太宰治も二日酔いの文学と言われていたし、彼と私はお揃いの頬の色。