放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

ノイシュバンシュタイン城行きのバスの中で私は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を読んで泣いていた。

 

中学3年生の夏のことである。中2の冬に手首を切りすぎていた事に加え、手首を切ったフランドール・スカーレットや佐久間くんのイラストを描き続けていることにブチ切れた両親に漫画を読むことを禁止され、しゃーなしでラノベを読んでいた。

黒猫が出版社の人に怒っているシーンを読んで、あ、わたし、また絵を描きたいな……と思ったら涙が止まらなくなっていた。タイヤが雨でぬかるんだ道路にハマって、別の車両を呼びつけるまで2時間以上停車していたことに気が付かないくらい、泣き続けていた。

 

そんなに絵が好きだったのに、もう絵を描かなくなってしまった自分自身がわからなくて、「えっ?」って感じです。

あのころと比べて、絵よりも文章の方が脳から抽出しやすいからなんだろうか……。