放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

井の中の蛙大海を知らず

されど空の青さを知るー

 

私は横浜で生まれ横浜で育ち、横浜で1番と言われる高校に通う女子高生でした。横浜VIVREが私にとっては109であり、マリンタワーが東京タワーであり、ベイクォーターがソラマチでした。そごうや高島屋ジョイナスがある横浜は、大都会だと思っていました。いや正確に言うと思いこませようとしていました。本当は『東京BABYLON』なんかを読んで東京に対する憧れと嫉妬と尊敬と憎悪の混ざった汚い感情しか抱いていなかったのに。

高校3年生の時にTwitterで日比谷高校の元文化祭実行委員の人のアカウントを見て、自分の生活圏がいかに惨めで、地方都市にすぎないのかということを知り「東京コンプレックス」になりました。

浪人、大学生の初めの頃東京コンプレックスを払拭させるために御三家出身の人それぞれと付き合って、渋谷広尾六本木東京などのわかりやすい「東京」から千駄木上野西日暮里などのいわゆる下町な「東京」を教えてもらいました。

しかし横浜の方が私に優しかった。港の見える丘公園も、母校も、赤レンガも、海浜公園の海も、実家のような安心感(実際の私の実家に安心感はないんですけどもね)。青い空が映える街。井の中の蛙大海を知らずと言われてもいいや、空が青いと知っているのは私だけなのだから、と思わせられたのです。「地元じゃ負け知らず」なんて揶揄されても構わない。私は、この街と共に生きてゆこうと思います。なので、シティボーイ(笑)のあなたとはお別れです。さようなら。どうかお元気で。