放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

あゆはぴ

 すっごい好きだからすっごい寂しい

 

愛されていた記憶だけ抜け落ちてまるで快楽のインポテンツのような顔をして苦苦といきている今日 君は北の海で何を見ているのか 中原中也は北の海には人魚がいると言っていたね 君にとっての人魚姫はわたしだと思うんですけど、王子様は人魚姫を忘れてよくわからん王女と結婚してしまったように、君もよくわからん若い子のとこに行くのを見てたよ 美樹さやかの気持ちがわかりすぎてとてもつらい気持ちになっています やはり人はお金持ちでゆるふわで男に対して意見しないお嬢様が好きなんですよね  他者のために自分の人生をかけるような女の子は気持ち悪いですよね 

 

 太陽を失った向日葵は真っ直ぐ咲けないように、わたしもいま向くべき方向性を見失っているのですが、これからどうやって生きていけばいいんですか 夏会えないだけでここまで精神を壊すとは思っていなかった 私の夏を返してよ 君に会えると思って長かった髪を切ったのに  きみに見てもらえないショートカットに何の意味もないんだ 君の視線で全てに意味が与えられると私は思っていたの まるで神の息吹で全てのものに生が与えられたかのように

 

 きみは 私が君以外の人にしているように向けられた愛情の欠片を戯に眺めてはケラケラ笑って承認欲求を満たしていると言うわけでもないだろうし、本当に私を憎んでいるんだね きみはわたしのせいで更生できなかったと言っているそうだね 私の不誠実を十字架にかけてきみの罪を贖ってあげよう きみのために死にたい いや、あと数年もしたらきみに飲めと言われた薬のために死ねるからそれでもいいんだけど それにささやかな喜びを感じている私を人々はヘンタイと言う

 

きみはわたしが卒論の相談をした先輩と不貞行為をしたと疑って先輩を殺そうとしたけど、どうしてわたしを殺してくれなかったの 君に殺されるほど愛されたかった 殺して欲しかった わたしの気持ちを永遠にして欲しかった 

 

君の他に好きになれる人間を見つけられないのは神からの恵みなのか罰なのか 君以外愛せないと言い続けて四年経った   誰とも結婚できないし神様のお嫁さんになりましょうか…それならいっそ セノーテに沈めてよ 君があの日私を陽の当たらない部屋に閉じ込めたように 私を神様のところに閉じ込めて