放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

私信

 

         「僕はこんな格好はしていても、レズビアンじ     ゃない。性的嗜好でいえば、僕は男が好きです。つまり女性でありながらゲイです。ヴァギナは一度も使ったことがなくて、性行為には肛門を使います。クリトリスは感じるけど、乳首はあまり感じない。生理もない。さて僕は何を差別しているんだろう。どなたか教えてくれますか」

 

 「君は女の子が好きだと言うから君のことを諦めたのに、どうして男と付き合っているんだ。許せない」と言われたことがある。

私はユキちゃんの事が好きだ。ユキちゃんは私の神様だった。神様は私を愛してくれなかった。ただそれだけだった。

先の発言を聞いた時、自分が女なら誰でもいいと思っているからって私も男なら誰でもいいと思ってると思うなよと思った。そして、人は本当に見た目でしか物事を判断しないんだなあと悲しくなった。

私の今の恋人は見た目は男だ。中身は女の子である。というか雌である。見た目はドン・キホーテ・ドフラミンゴに似ているが心ではロリィタを着て腕枕をされて頭を撫でられたいと願っているか弱い女の子なのだ。

人は見たいように判断するし、見たものを自分に都合のいいように理解する。それは仕方の無いことだと分かっているけれど、私はあくまで女の子が好きなのだという芯を貫いていることを否定したことが許せなかった。

文学を嗜まない人間は想像力がなく即物的だ。