放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

差し引き

あらゆるモノは差し引きゼロになるように作られている、と私は思う。だから、お客さんから気持ちを向けられるぶん、恋人から私への気持ちが減っていくんだな、と思って悲しくなる。

 

「彼女/奥さんに内緒で会いに来ちゃった♡」みたいなお客様が両手で数え切れないくらいいる。彼女や奥さんへ割くべき時間やお金を、私に使われていることが嬉しい、と一瞬でも思ったことがあったから、私は恋人から大切にされないんだと思う。

「え〜、そのお金で彼女さんにネックレスのひとつでも買ってあげたらいいのに」って、思いもしないことを言って、「いやいや、えりなちゃんの方がお金をかける価値があるよ」と言われるとさらに嬉しかった。というか、その言葉が来ると分かっていて、上記の発言をしていた。親から愛されてない分、誰かが誰かに向けた愛を搾取したっていいよね?と本気で思っていたし、それくらいしても足りなかった。

 

バチが当たったのだ、と思うことにした。今の不幸は、私が誰かの不幸の上でしか成り立たない仕事をしているせいで起こったものであると思わないと、納得できなくて苦しいから。

 

お客さんたちがどんなに時間とお金を費やしても、会いたいと思うえりなちゃんに、好きなだけ会える権利があるのに、会おうと思わないなんてとんでもない!