結局のところ君が好きなのは私の「ガワ」にすぎない。
それは単なる女体であって、私という人間ではない。私の人格を全く愛していないから、私が言ったこと全てに言い返してくるんだと思う。
喋ることを制限された私は肉の塊でしかない。
肉欲の対象にすることを「恋」というのをやめてほしい。恋愛とは、もう少し互いに純粋贈与し合える関係であると思っていたかった。そんな醜い感情を本当に「恋」だと思っているなら、詩人なんてやめてしまえ。
まだ少なくとも、君が、自己欺瞞に苦しんで死にたくなるだけの情緒を持ち合わせた人間であることを願う。