放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

契約

約束の締結と、それを正しく履行してもらうことの繰り返しが快感だった。

私は本来、他者を束縛したりするのは好きではない。日頃は他者を信頼して、それぞれの生活をもちながら、「約束の日」を待つのが好きなのだ。それが「クリスチャンであるせい」なのかどうかはわからないけれど。

約束を守らない人間と関わったことがなかった。教会の外には色々な人がいることを、温室育ちの私は知らなかった。今まで自分が「他者のために」をモットーに生きてきて、周りの人間もそうであったから、「自分のために」生きている人に利用されて傷つくことがあるなんて、予想することもできなかった。

約束を守らない人間のことも、信じたい。信じて敗北したとしても、それは敗北ではない、なんて太宰治みたいには思えないけど……。

 

約束を蔑ろにする人を縛りつけるために、結婚という制度があるのだろうか。契約ありきの関係に愛はあるのかしら。私は愛があったら、約束はきちんと履行するから契約なんていらないと思うんだけど。こういうところが世間知らずなのかな。