放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

地獄の番犬

数年ぶりに、全く話題にあげないほうの昔の恋人の演説みたいなのを聞いて知恵熱を出した。相変わらず、頭が悪い人達に対してキレて感極まって泣いていて、啓蒙主義貴族って感じでそこが好きだったなぁと思った。「知識がなくてもいいけど知識に対する敬意が欲しい」というフレーズがほんとに良かった。

文学部に進振りして小説家になろうかな、と言っていたけど、結局法学部に進振りしたのが、少し悲しかった。でも彼の小説は酷いもんだったので、それでよかったんだろうな……。最後中退したからどちらにせよ同じなのかもしれないけど。

ひーちゃん(君が私の次に付き合った女)に殺害予告をされたとき、オイオイ……と思ったけど、幸せに生きていそうでよかった。(ひーちゃんにまろんのほうがいい女だった、などと言わないように……)

 

頭が良い人の喋り、というものを久しぶりに聞いたこと自体、今の私の生活の「終わり」を象徴する出来事なのかもしれない。会話の当意即妙さ、そもそもの話すスピードの速さ、頭の回転速度、引き出しを引く速さ、全て素晴らしい。昔の私は、君みたいな人だけが好きだったけど、今はもっと、多様性を認められるようになりましたよ(オブラート)。

 

君と短歌を送りあっていた頃は、私の年代記における一つの素晴らしい時代でした。

 

「誕生日はいつですか?とりあえず貴女の誕生日を1度は祝わせてください。その後なら一緒に死んでもいいです。誕生日自体は明治時代以降の文化ですが……。まあそんなことは置いておいて、好きな人の誕生日を祝うのって良くないですか?」←このメッセージすごい好きで、暗記してしまいました。君の良いところが全て詰まっているような気がして。賢さとか知識だけでなく、奥に優しさがあるところが。

 

み…くんのことを忘れられていたら、君のこともっとちゃんと好きになれていたのかな。