放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

メイド

祖母の家には2人のメイドがいた。インドネシア人のムジとフィリピン人のアジ。

アジは英語が堪能だったが愛想が悪くて苦手だった。一方、ムジは言葉が通じなかったが、私と妹に優しくしてくれたのが印象的だった。スマホ等がない頃に、彼女なりに調べて林檎をうさぎの形に切ってくれたのは、私と妹が日本を恋しがってるのを察してくれたからだろう。

 

ムジはインドネシアにいる旦那さんに送金していたが、彼はそのお金で別の女性と逃げてしまったらしい。あんなに優しい人を裏切る人がいるということが、子供の私には衝撃だった。

 

祖母が亡くなってから、2人の話を聞かなくなった。2人とも、どこかで元気にしていてほしい。