放蕩娘日記

人生が辛い倫理オタクのブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

祟り

「あなたは人じゃなくて、学問と結婚するんだね♡」って、ナカジマに褒めてもらったのは、高校生の頃だったか、大学初期だったか。 悪口で「アスペ」と言われるくらいには、当時、学問に耽溺していた。毎朝、私の文学評論に付き合ってくれたナカジマと納戸さ…

性嫌悪

他者の性交に対して激しい嫌悪感を抱いてしまうので、AVは小スカしか見ない。 先日、タイムラインに流れてきた、知人のセクレポを見る機会があって心底不快な気持ちになった。 性的なことや、性行為そのものの内容について他者に誇示したい気持ちが、気持ち…

ロゴス

はじめから「言葉」があったわけではなかった。英語と広東語の罵声は、幼い私にとっては単なる「音」でしかなかった。私が日本語でなにか反論すると、日本語を浴びせられているという現象に母親が耐えられなくなってぶちギレ、怒られた私は近所の山やベランダに…

liar

青い油絵具に、少しだけ赤を混ぜるととても深い青になるんです。だから、嘘をつく人は現実を伝える時に少し面白くするためのエッセンスとして、嘘を使っていただけなのかもしれません。最初は。 私の周りにいる嘘つきの女たちは、どんなメンタルなんだろう。…

また他日

生きるのをやめることにします。わたしはいつまでたっても他者を愛することができないからです。 先輩は「姫であるあなたには、一緒に死んでくれる王子様が似合いますよ」と言ってくれたけど、結局最期まで王子さまは見つけられませんでした。 全てが終わるこ…

恋人よ、あなたは美しい

聖書の文言ってシンプルイズベストって感じで好きだ。余計な技巧や装飾のある文章より、素直な感じがして好き。 トビト記の祈りの文言が一番好きで、学部時代度々それについて考えて涙を流していたし、当時の恋人に送ってドン引きされていた。 「今わたしは…

共に空にあることを禁じられしその日より

ページを繰る手が止まらなくて、仕事を休んだ。 姫野カオルコを久しぶりに読んだ。『変奏曲』が好きだ。次点で『コルセット』。 昔は読めなかったドイツ語の部分もスラスラ読めたし、よく分からなかった「小豆相場」も「あー、小豆の先物投資失敗したのかぁ」…

あなたに向けてるの

永遠の憧れの「まゆちむ」ちゃんを思い出してる。 「まゆちむはずるいよ。なんか守ってあげたくなるし。その叫びが全て僕に向けられているような気さえしてくる。」 「あなたに向けてるの♡」 ⬆️これが構文になるくらいまゆちむパワーは凄かったんだよね、当時…

分析

相手の話をニコニコしてあまり否定せずに傾聴するからか、女友達のうち約3割が虚言癖だ。 この虚言癖クソ女耐性の強さは、医学の道をやめなかったら、精神科医になれたかもしれないと思うくらいだ。 虚言癖には2タイプあって、 0→1型(ジャニーズと付き合っ…

ノイシュバンシュタイン城行きのバスの中で私は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を読んで泣いていた。 中学3年生の夏のことである。中2の冬に手首を切りすぎていた事に加え、手首を切ったフランドール・スカーレットや佐久間くんのイラストを描き続け…

お知らせ

最近日記に書きたいことが多すぎるせいで、自分の中で「放蕩娘」として見せたくない部分でさえここで書いてしまっている現状が嫌なので(?) 一部記事を分けようかなと思います。 https://karukedon451.hatenadiary.jp/entry/2022/05/30/221012 中国史好き…

幸福論

「求めよ さらば与えられん」 貴金属を欲しがったり、ディズニーランドに一緒に行きたいと言って泣いたり、ゼクシィを買って圧をかけたり、結婚したら専業主婦にしろと言ったりしたことがないのに、私が幸せになれないのはなんでなんでしょうね。 むしろ「〜…

一つの結論

整形してわかったことが一つ。 整形する前の私を好きになってくれる人と新たに出会うことが今後一切ないということです。 お客様たちが「目が可愛い」「目が好き」という度に、「でしょうね」と思っています。 君は、片方の目が一重でほとんど開いていなくて…

花待ち顔

最近は、あと何人の客の相手をしたら君に会えるのだろうか、ということだけを考えている。 待っている間にしわくちゃのおばあさんになってしまったら、どうしようかな。 横浜のメリーさんは、契あった米兵を待ち続けて、ずっと白いロリータを着て赤い口紅を…

紫蝶々

被虐待児だから(?)右肩の蝶の歌詞の「紫蝶々」が意味するのは、殴られてできた痣のことだとずっと思っていた。 それがキスマークを示す言葉である、ということを大学同期に聞いて、「人に愛されて育った人が見ている世界は私が見ている世界とは全く違うん…

高校時代ずっと私を好きでいてくれた女の子が、男の人とお付き合いをはじめたらしい。めでたい。 大学卒業の時に最後に1回会った時、「さぎさんのことが好きだったから、結局大学時代は男の人と付き合うということもなかったんだよね……」と市営地下鉄でマフ…

転換

私にとって男根は知恵の実であったから、結果としてあのとき強姦されて目が開かれてよかったんだと思う。 哲学科の同期に「子宮に脳がある」と揶揄されていたくらいなので、最近はあのとき乱暴をされたのでなく、ロボトミー手術を施されたのだと解するように…

箴言

「あなたの価値を貶めないように水商売を禁じた男と、水商売の場で出会った男と、どっちがいいかは考えなくてもわかるよね?」 「わかんないッピ…………」 「チッ」

人間は万物の尺度である

中学・高校生の時分に、強姦・近親相姦以外の理由で粘膜接触に至ったことのある人間は全員気持ち悪い、と思っていた。学生という身分で親から生活を保証されている中、勉強せずに乳繰り合っている人間がいることが耐えられなかった。 でもそんなのは私の尺度…

昔話

エジンバラでハムトーストを食べていたら、祖母のことを思い出した。それは祖母が昔作ってくれたサンドイッチにそっくりで、懐かしくさみしい気持ちになった。 小さい頃、体の弱い妹に両親が付きっきりで、祖母に育ててもらった。母親が外国人かつ気分でネグ…

#契り合える人と繋がりたい

嘆きつつ一人寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る あなたが会いに来てくれないから短歌がたくさんできました。 会えないこと自体は、別にいいんだけど。会えなくても全然何も感じないあなたに、温度差感じてもう無理かもなって思います。同じ湿度…

ツ、イ、ラ、ク

海の底から上弦の月にいる君を眺めている。月から海の底は見えるのかな。私からはただ、眩い光だけが見えていて、本当の君は見えていないのかもしれない。 初めてステージから降りたのは小学四年生の時。順位表が冊子に掲載されなくても、桜蔭くらい受かると…

啼いて血を吐くホトトギス

血を吐いた。胃液の底まで吐いたら血が出てきたのだ。 ここ最近、逆流性食道炎に悩まされている。寝ている時も、口元まで食べたものや胃液が上がってきて、そのせいで目覚めて急いで胃液を吐き出す、という日が続いている。 胃液が上がってくると痛いので、…

あの日私は大人になった

君と話していてむ、となることが多いのは昔の自分と重なるところが多いからなのかな、と思った。 そして昔の自分は、自分の意思ではなく大人の自分に変えられてしまったから、いつまでも大人になれない人に対して憧憬や羨ましさの裏返しとして苛立ちを感じる…

「お母さんは3回目の再婚、私は駆け落ちカップルの娘。駆け落ちしよう、わたしにはママのビッチな血が流れている」 母は売れない映画監督と付き合っていながら、留学先で出会った医師の父と結婚した。愛とか恋より生活を取った。それ自体はよくある話だし、…

ぐすん…

「カテリーナ・イワーノヴナは一度だって僕を愛したことなんぞないんだ! 僕が自分の愛情をただの一言も決して口にしなかったとはいえ、この人を愛していることは、最初からずっと知っていたのさ。知ってはいたが、僕を愛してはくれなかった。僕がその人の親…

やっぱ無理かも

「えー?ラーメン売り切れなの?しゃーないな、じゃあカレーお願いします……」 みたいなことを!!恋愛で!!するな!! ラーメン食べて不味かったから次はカレー頼む、とかならギリ理解できるけど、そういう間に合わせで人間関係構築すんなよ気持ち悪い ラー…

🦷

女児が持つ去勢コンプレックスみたいなもんで 、私は八重歯とか歯並びが良くない人を見るとキュンってする。幼い頃に歯を抜かれて並び替えられてしまったから、八重歯とかになりようがなかった。

「普通」がいいという病

『「普通」がいいという病』とは、泉谷大先生の著作のタイトルであって、私が大学一年生の時に日本の心理学者にハマって読んでいた本のひとつです。今回はタイトルだけ拝借しました。 多分心のどこかで「普通」というものに対して強い感情がありすぎるから自…

君の神様になりたかった(未完)

カンザキイオリさんの「君の神様になりたかった」、よく大学同期やフォロワーに「まろんさんのための曲じゃん!」と言われたし、兄にも「誰の神様にもなれなかったさんじゃんwww」といじられるので、私にとってひとつの命題的な曲であるように思う。 世の中…